こころない一言
わたしが病気になって、
家族が本当に心配してくれているのはわかっているけれども、
一緒にいる時間も本音を話すことも一番多い相手の言葉が、ときどきいちばん傷つけてくる。
2回目投与が終わって、今回副作用が少し長引いた。
内容は前回と変わらなかったけど、あれ予定どおり終わらない…やっぱり身体が弱くなっているのか…とへこたれていたときの母の言葉
「でもあとはよくなるだけでしょ」
とうとう完全に はげ ができてしまった(まったく毛のない部分ができてしまった)ことで本当にショックで、電話がかかってきてついそのことを伝えたら
「まだ気にしてたの?」
何の気なしの一言に、大の大人が小さい子みたいに号泣してしまうくらいの破壊力がある。
悪気がないのも、私のことを心配してくれているのもわかっていても、その瞬間にそんなことを考慮できる余裕なんかない。
そうして、次からはもう弱音を吐けなくなる。
患者の家族の人には、患者のためを思うならまず言葉を選んでほしい。
思ってくれているから、患者のためなら、なに言っても許されるということじゃないんだ。
親しい人だから、わかってくれないこと、伝わらないことが余計に悲しいんだ。
と、うちひしがれた昨日は日記も書けませんでした。
名前に恥じないヘタレです。