医者にはどうやらわからないらしい。

がん告知されたので、それについて吐き出したり他の人の役に立ちそうなことがあったらお伝えしたり

いきつもどりつ。

連休をはさんだせいで、また身体がなまけちゃったのか金曜日から絶不調でした。

しかも脚の痛いのがもうどうにも耐え難いほどになり、痛みで吐きそうとか抗がん剤治療中でもなかったんですけど…! と

月曜朝イチで病院に電話、痛み止めだけでももらえないか聞いたところ先生が診察おいでと言ってくれたので診てもらえました。

先生ありがとう!

本当に不思議だが先生に会うと落ち着く。会うだけで落ち着く。

「患者さん」がどんなに不安か身をもって毎度思い知ります。普段は不安不安とか思ってないんですが、先生の顔を見るたびに「不安だったんだなー」と思うのです。不思議。

とりあえず、診察してもらったのですが痛みの出方とかが副作用でもリンパ浮腫でも内感じだなあと言うことで、整形の予約を取ってもらいました。お、おう…

そして整形に行きました。

レントゲンの技師さんがひょうきんな方でほっこりさせてもらったのもつかの間、

整形の先生はハリセンで一発叩いてやりたい感じでした。多くは言わないが不信感だけを抱いて帰ることになりました…くそう。

月一診察がすぐなので、また先生に相談と言うことで元に戻ってしまった。

でも痛み止めだけはもらえたから、安心薬と思ってそばに置いています。

どうしても、薬に頼るようになってしまうのが怖いのであんまり飲めないんですよね。

入院中も看護師さんにも先生にも痛み止めは我慢しなくていいよ、と何度も言われたのですが、どの程度の痛みなら飲むものなのかもよくわからない。

とりあえず寝られないくらい痛かったら飲むのかな、と思っている。

なのでまだ飲まなくていいのかな、と思っている。

起きている間はずっと痛いけど、寝られるから大丈夫。と思っている。

違うのだろうか…。

 

いたいのもかゆいのもしんどいな。痛くもかゆくもない毎日はどんなものだったのかちょっと思い出せない。

いきつもどりつ

復職してからあっという間にひと月たちました。

と言っても4月は半日勤務、5月からもしばらくは様子見ながら早く帰らせてもらうので、職場環境は恵まれていますね。帰ってすぐ倒れ込むように寝るようなこともなくなりました。

しかし相変わらずかゆいのと、脚が痛いのはいかんともしがたく。

特にかゆい方が本当に治らなくて、乾燥してきたせいか4月末からまたひどくなったようで、もうどうしたらいいかわからない感じです。

正直、ベッドに入ってからもかゆくなったらどうしよう、という気持ちで1時間~2時間くらいは寝られないまま時間が過ぎ、限界が来て寝るもやっぱり夜中にかゆくて目が覚め、それからまた1時間くらい寝られず…と言う生活です。

免疫力を高めるためには睡眠が大事、ストレスがないことが大事、とか言っていても、結局体調が万全でなければそれも難しいですね。

次の診察で皮膚科を受診したいと先生にお願いしてみるつもりです。

家の近所の皮膚科ではステロイド剤を出されるので、ただでさえ薬使用過多になった今は、強い薬は極力避けたい。

ぶっちゃけいまんとこフェミニー●軟膏がいちばんいいかも…根本的な解決にはならないけどとりあえずかゆみだけは抑えてくれる。

痛いのはある程度は我慢できるけどかゆいのって本当に我慢できなくて、ちょっとだけのかゆみでも続くともうおかしくなりそう。つらいわ。

 

明日出勤したらまたお休みです。連休のせいで身体が復職前のだらけた生活を思い出してしまっている…ふう

しかし朝寝をしてでも睡眠時間を稼ぎたかったんだ…(T_T)

寒くなる明け方のほうが寝られるんだよなー

サザエさん症候群ですかね

出勤が憂鬱で明日が永遠に来なければいいのにと強く願う…ああ

でも明日はやってくる。

寝ないと。

 

今日は一人で近くの桜名所にお花見。

人に合わせて動くと疲れがひどいので、4月の間は遊びのお出かけは控えて、

とにかく仕事最優先で行こうと思います。

時短・残業なしで迷惑をかけているのだから、休むことだけは絶対しなくていいように

体調管理しないとね。

でもがんばりすぎない! ということも忘れずに。

 

それにしても桜はほんとにきれいだな。

なんでこんなにきれいなのかな。

今日は八分咲きくらいでした。桜並木をてくてく歩いているだけで時間を忘れる。

曇りだからいっぱい歩いても暑くないしかえってよかった。

 

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さすがに開き直りができてきたよ!

そんなわけで明日から出勤です。

緊張で吐きそうです。

でもさすがに開き直りができてきたのか、まあ明日は行くしかないべ! とは思えています。

でも緊張するけどねー!

どんな顔していったらいいの!

 

とりあえず、半日勤務からのスタートです。

邪魔にならないように気をつけよう。

おとなしくしてよう(笑)

はーがんばるぞー

 

 

再発しませんように。どうか、お願い。お願いします。

復職が近づいてくるとゆううつになるよ!

まだ同じような状況です。ふー…

更年期症状がここに来て出てしまったのがいちばんのネックで、夜寝られないのが治ってないんですよね。朝起きるのが本当につらい。

一応、本来起きなければ行けない時間に目だけ覚まして、

始業時間までには起きて支度をして…とまでは行っていますが、

なかなか本来の時間割では動けません。眠くて倒れそうになってしまう。

それなのに夜になると寝られないんだ…寝ても起きちゃうんだ、かゆくて!

もー(T_T) ままならない。

 

まあでも戻らなきゃなーという気持ちにはなっていますので、どうしようもないという事態になったら結局はうだうだ言いながらもやるんだよなーと自分の性格がこんなんでよかった、とちょっと思います。

でも本当に悩んでしまって、ここまで順調にきたのにここにきてうつになってしまう…という人の気持ちはよくわかる。痛いほどわかる。ただ仕事に戻るだけのことがなぜこうも不安でつらいと感じられるのか。

病気って本当に大きなことなんですね。

 

 

さらにここのところ最大の気鬱の原因でもあった友人からのメールで、もう腹が立つやら呆れるやら悲しいやらで余計に落ち着かない気持ちになってしまった。

ずっと連絡もよこさなかったくせに、なぜこのタイミングで送ってくるか? しかも予想どおりの、いちばんもらいたくない内容のメールがど真ん中ストレートできたよ!

もう本当に脱力…

カップルだったら「いちばんつらいときに支えてくれない人とはいられない」で断ち切って終わりだと思う。それくらい、彼女の言動が理解できない。

でも20年来の友人を、こんな一方的な理由で切り捨てるのは私のわがままなのか? そもそもこの怒りは普通誰でも感じるものなのか、私が極端にわがままになっているだけなのか? と

毎日毎日毎日

こんなくだらないことで頭を悩ませたくないんだよーーー!!!

と思っていても頭を離れない。私ががんにならなければ、なにごともなく楽しい友人付き合いをしていられたのに…とか

違うもん。がんになったのは私が悪いんじゃないんだもん。

なんだか中学生女子のような悩みだけれど、本当に深刻です。

パートナーなら1対1の付き合いだけど、友人はそうではないから。求めすぎてはいけない、という線引きはかなりシビアに(自分に対して)しているつもりですが、

それにしたって…とどうしても思ってしまう。くだらない。

復職を考えるとゆううつになるよ!

復職 がん ゆううつ 不安

とかいろいろな検索ワードで毎日検索をしてしまうほど、

診断書が出てからナーバスになっています。頼んだの自分なんですが…

私の場合はシングル・アラフォーということで仕事を辞めるという選択肢は(そうせざるを得ない場合を除いて)あり得ませんが、

がんで休職したあとに不安を理由に退職してしまう人が少なくない、という事実を身をもって体験しています。

戻れる自信がまったく持てない。

不安しかない……

皆さん、これを乗り越えてこれまでの暮らしに戻って行かれるのだな。

ていうか、戻るという選択肢があるだけで本当に恵まれている。それはわかるのに。

なんで不安になる必要があるんだろう。自分がわからない。

 

この時期になるとうちの前の田んぼに鳥のご夫妻がどこからともなくやってきて、

毎日時間を問わず鳴いています。

こないだ初めて名前を調べたんですが、たぶんキアシシギという鳥でした。

キチキチキチキチ! と毎日鳴いているので私はきちぞうと呼んでいますが、

彼らが来ると春だなーと感じます。

働かなきゃな。せっかくきちんと治してもらったんだから、暮らしも治していきたいな。

余計なことを考えず、ただ雛を守ることだけを一生懸命やり遂げるきちぞうたちを見習いたい。

それにしてもおまえたちは毎年本当にうるさいね(笑)いいけど。

今年もヒナが無事巣立つまで見守ることができるのは本当に幸せなことなんだよな…

卵巣欠乏症 (らしい) について

先日、参加している卵巣癌コミュニティの会に初めて参加してみました。

そのときに、とある先輩からお伺いした 卵巣癌欠乏症 という言葉…

恥ずかしながら、その時初めて聞きました。と言うのも、私はもともと女である自分を強く意識することなく生きていたので、当然手術のあとにご説明いただいていました

・卵巣がなくなることで更年期障害の様な症状が起こります。

→ホットフラッシュ(急に暑くなってめっちゃ汗が出る)、めまい、だるさ、イライラなど症状は耳にしたことがあるものです。

という先生の言葉を、上っ面でしかとらえていなかったんですね。

ふーんそっかー気をつけようとはもちろん思っていましたが、入院中の21日間も、その後の抗がん剤治療に移ってからも、先生に何度かどうですかと聞かれはしましたが「更年期障害のような症状はないと思います」と答えていました。

なぜなら、わかりやすい・メジャーな症状がなかったから。

幸い、周りに心配をかけながらも一人暮らしを続ける選択をしたおかげで、人と接することが少ない=イライラの要因もないため、自分の中で更年期障害イコールこんな感じ、と思っていた三大症状「ホットフラッシュ」「イライラ」「うつ」が自分にはない

→私には更年期障害のような症状は出ていない

と勝手に思い込んでいたのです。

 

しかし、先日の会で「卵巣欠乏症」で悩んでいるというお話を伺ってから、みんなが相当悩んでいるというのに自分だけ症状がまったく出ないってことがあるだろうか? と調べてみたところ…

 

実は、最近いちばん悩んでいたことが、「デリケートゾーンのかゆみ」です。最近というか、年が明けてからほぼずーっと悩んでいました。もう、かゆみなんてかわいい言葉ではなくて、身体が温まると一気に来ます。かゆみが生じる瞬間、身体に震えが来るぐらい一気にかゆいです。このせいで普段は寝付きの良さには自身があったのに、布団に入ってから2時間も3時間も寝られません。真冬も、免疫をあげたいから暖まりたいのに、かゆみのほうが怖くて室温はいつも20度以下にしていました。(もちろん寒いけどかゆいよりまし)

でも寝るときだけはどうしようもなくて、布団に入ってしばらくするとかゆみが出て、正直、ひどいときは血が出るくらいかきむしってしまいました。アトピーの方はわかるかも知れませんが、血が出るくらいかきむしると安心するんですよね…(T_T) アトピーも経験者なので、かゆみの恐怖は本当にハンパないです。

もともと肌が弱くて、冬は乾燥ですぐかゆくなるので、その一環だと思っていたんです。今は身体が弱くなっているから、いつもよりかゆいんだろうと。

下着を全部買い換えて(レースのような凹凸が、デリケートゾーンに当たる部分にほぼないもの・生地が綿のもの。ようするにおばあちゃんのパンツですね笑)少し楽になりましたが、今もまだ夜中に起きたりするくらいのかゆみが続いています。

これが、どうやら卵巣欠乏症の症状らしいとわかりました。

びっくりしました。

詳細は生々しいので(笑)省きますが、(私もかも! と思った方は 卵巣欠乏症 症状 などで検索してください。すぐに出ました…)目から鱗でした。あんなにつらかったのに、無知と、(女性なので一応仕方ないとは思いますが)(すごく今更なのもわかっているんですが)恥ずかしい、先生に言い出しづらい場所という理由で今まで我慢していたのが ほ ん と う に バカみたいです。

正直、ここまでに感じた身体の不調の中で、いちばんつらかった…解決するかも知れないと思ったら、大げさではなく涙が出ました。長引かせたのが自分の無知だというのが更につらいですね。

 

もう一つは、身体のだるさです。今は体力ないからしょうがないよなーと思っていたのですが、これもあまりにも極端なもの・いつまでも回復しないものはホルモン異常によるものかも知れないとのこと。なぜか術後より今のほうが全身がだるいので、私の場合はこれも疑わしいとわかりました。

 

私が自分の「女性」を意識していなかったので見落としたことではありますが、

同時におそらく先生方にも見落とされがちなのではないでしょうか。

個々の症状は先生にはもちろん伝えていますが、やはりだるさや関節の痛みなどは先生も単独で聞かされてしまうと「それは、治療のあとだから当然あるでしょう」という認識になってしまうのではないかな、と今ならばそう考えられます。

なぜなら先生たちも 女ではない から!(※私の主治医はみんな男性)

先生方はもちろん「閉経後の女性」になったことはないので、更年期障害様の症状が出ますという知識は持っていても、自分の身体に来てみないとこれがそれかも、とは多分つながらないんだわ!

 

そんなわけで、次の診察は来週ですが、前振りに「卵巣欠乏症なのかなと思うんですが…」をくっつけてから、改めて気になっている症状を相談してみます。

ホントに無知はダメだな。あと、自分は平気と思うのもぜったいダメだ。

病気病気と思い続けるのはもちろんダメですけど、平気平気もダメなんだなーとひとつ賢くなりました。(自分比) 今頃☆(´▽`)

ああそれにしてもかゆみが消えてくれたら本当に嬉しい…

とりま、白血球が減っている間はアウトだったので食べ控えていた納豆を毎日食べます。イソフラボンイソフラボン